バングラデシュのダッカから飛行機にのって
アラブ首長国連邦のドバイに飛び立った。
ドバイの入国審査で普通の顔して立っていたら、
審査官に「目をもっと大きく開けて」と言われ、
自分がアラブの人に比べて、
顔平たい族だけじゃなくて、
目腫れぼったい族であることにも気づかされる。
空港からバスに乗ろうとすると、
現金が認められず、
カードにチャージしないと乗れないと言う。
カードを買えるところを探したが、見つからず、
仕方なく、駅まで少し歩くことに。
日差しが照りしげるなか歩いていると、
歩いている人に人っ子ひとり出会わない。
人がいないわけではないんだけど、
みんな車で移動しているのだ。
こりゃ、街歩けば、人と肩がぶつかる
バングラデシュとは大違いだぞ。
バングラデシュ最後の日、
リキシャという自転車タクシーをつかって
空港近くまで移動した。
人や車で溢れていて、雨が降るなか、
立ち漕ぎで自転車を漕ぐおじさん。
おじさんが着ていた水色のシャツなんか、
雨でびっちゃりで肌が透けて見える。
帽子がわりにビニール袋を頭にかぶっている。
(このビニール袋帽子はリキシャ運転手の
中でブーム?当たり前になっている)
周りのリキシャ運転手も、
びしょ濡れになりながら、漕いでいた。
ドバイとダッカは、
ムスリムで「アッサラーム・アライクム」
「ワライクム・アッサラーム」と
同じ挨拶をするのに、なんだこの違いは。
バングラデシュで感じた人間くささが、
ドバイでは全然感じないぞ。
バングラデシュの道端では、
おじさんがミシンで壊れたものを修理してたり、
ドアノブだけの修理屋さんがいたり、
体重計で体重を計るおじさんがいたり、
人間が機械の前にいた。
一方ドバイは、空飛ぶタクシーの実験を進めていて、
政府は2030年までに個人の移動の
25%を自動運転にするという目標を
掲げているらしい。
どんどん人の汗をかく量が減り、
どんどん機械化されていくんだろう。
バングラデシュの人間くさいほうがいいとか、
ドバイのハイテクのほうがかっこいいとか、
どちらが上とか、どちらが下とかでなくて、
この違いは、おもしろいよ。
道が凸凹しててリキシャが進まないときに、
乗っている学生がリキシャから降りて、
一緒にリキシャを押すバングラデシュ。
乗客がはタッチスクリーンを操作し、
自動で離陸して目的地まで飛んでいく
ひとりドローンを飛ばすであろうドバイ。
どちらのも未来もたのしみだなあ。
それでは、今日も、明日も、明後日も、いい1日を。
古いも、新しいも惹きつけられる。
このときの場所/UAE ドバイ
現在地/トルコ パムッカレ
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