カトマンズで2回ほど行ったお店がある。
ダルバール広場近くにある、ラッシーのお店だ。
お店の名前を紹介したかったんだけど、
看板にはネパールの言葉だけで、
名前はわからない。ごめんね。
小さなグラスで40ルピー(約42円)、
大きなグラスで70ルピー(約75円)と
ネパールの物価を考えると少しお高い気もするが、
フルーツとナッツが上にのっていて、
それらとラッシーの掛け合わせが、絶妙だ。
この店をどうやって見つけたかというと、
大勢の地元ネパール人が店の前で、
おいしそうに飲んでいたからだ。
外から、お店がいいかどうかを判断するには、
そのお店にいるお客さんを見ればわかる。
お客さんの量 × お客さんのうれしそうな顔
その掛け算によって、
その店がいいかどうか、
ある程度判断できると思う。
そして、そのお店にいるお客さんが、
地元民なら、なおさら信頼できるという
+a(プラスアルファ)もある。
地元の人が多いのは、
そのお店に何回も足を運んでもらえるよう
味やサービスなど、がんばってきた結果だ。
観光客ばかりのお店は、立地のよさに甘え、
お客さんが1回しか来ないことを想定しながら
お店を運営している場合もある。
この公式は、ぼくが海外を旅するにあたって、
お店選びの基準にしている。
とくに意識はしてなくても、同じような
基準をもっている人もいると思う。
お客さんを頼りにお店を選ぶ。
お客さんが、お客さんをつくっているのだ。
この基準は、なにも、
歩いて近くのお店を選ぶときだけじゃなくって、
インターネットがある時代では、
遠い距離でも、同じことがいえる。
いいお店であれば、地球の反対側まで
いいお店であることが伝わることがある。
それもお客さんがお客さんをつくるということ。
個人の意見を自由に言うことのできる今、
逆のことも、また言える。
お客さんがお客さんをなくすのだ。
いいお店だよ、とも言えるし、
わるいお店だよとも、伝えられる。
ぼくが、インドのデリーで、
リキシャ(自転車タクシー)に乗ったときのこと。
運転手が「20ルピー(約35円)でいいよ」と
言っていたのに、乗っている途中で
「20ドル(約2200円)だからな」と
とつぜん言い出した。
約60倍の請求。
いつからインドはドルで支払う社会になったのだろうか。
こいつはまずいぞと思って、
リキシャから飛び降りてやりましたよ。
気分は映画『ボーン・アイデンティティ』の
マッド・デイモン演じるジェイソン・ボーン。
って、心配しないでね、
リキシャはのらりくらり走ってたから。
あっ、この人がいやな人であって、
リキシャの運転手さんが
100%いやな人なわけではないからね。
そこんとこ、よろしくね。
どんなお店でも、どんな人でも、
目の前のお客さんをよろこばせることから
スタートするんだと思う。
その1人が、100人によかったよと
言ってくれることだってあるのだから。
それでは、今日も、明日も、明後日も、いい1日を。
さあ、お客さん、今日の話、よろこんでくれたかな?
ツイッターも、同じだね。
このときの場所/ネパール カトマンズ
現在地/アルメニア エレバン
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