ホーチミンシティーのバイクの量は、
まるで、アリの大群のようだ。
友どちのバイクの後ろに乗せてもらったのだけど、
信号待ちをすると、
100台近くのバイクが前後に並んでいて、
信号が青に変わる瞬間に、
マラソン大会で一斉にスタートする、
あの感じを味わえる。
しかも、やる気のない思春期まっ最中の
生徒の多い中学、高校のマラソン大会と違って、
みんながやる気のあるランナーなもんで、
クラクションを鳴らし、
我先にと追い抜いていくのだ。
歩道をどうどうと走るバイクや、
進行方向とは逆に走ってくるバイクも結構いる。
交通ルールは、あるようでない。
ここを走るには、図々しさと謙虚さが必要だ。
図々しさがないと、
カットインすることができずに、
いつになっても道路を曲がれない。
謙虚さがないと、止まることができず、
ぶつかってしまう。
ホーチミンシティーの道路には、
図々しさと謙虚さが交差している。
ホーチミンの道路を見て、よくもまあ、
事故らないなあと感心するかもしれないが、
友だちは3回ほど事故を起こしたことがあるそうで、
きっと、いろんな場所で毎日事故が起きている。
そして、プノンペンからホーチミン行きの
ぼくが乗っていたバスもバイクに接触して、
停車する車内で1時間半待たされた。
代りのバスが来たと思ったら、
2ドル50セント払えて言われ、支払った。
あれ、なんで、ぼくが払ったのだろうか。
混んでいる場所では、図々しさと謙虚さ。
これは、道路だけじゃないと思う。
狭き門であれば、相手から指名されるんじゃなくて、
自分から手を挙げる必要があるし、
多くの人と人が交わる場所では、
譲ることでコミュニケーションが成立する。
それでは、今日も、明日も、明後日も、いい1日を。
タイミングを間違えると、事故が起きる。
このときの場所/ベトナム ホーチミンシティー
現在地/ラオス ルアンパバーン
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