チェンマイで、日本の京都大学で博士課程を
とっているおもしろい中国人女性に会った。
彼女は、大学で文化人類学を専攻し、
「パキスタンの第三の性」について研究をしていて、
タイに発表しに来たのだと。
一緒にナイトマーケットを歩いていると、
「日本のすごいのは、車とAVだよね」とか、
「結婚はバカな制度だ」とか、
「オカモトは中国人のおかげで踏ん張れた」とか、
個人の主張が過激でおもしろい。
補足すると、結婚している人はバカだ、
という意味じゃないですからね。
結婚している人、気分を害さずにね。
あくまで、制度であって、個人の意見ですよ。
サンデーナイトマーケットを歩いてる中で、
「これおもしろい」と二人で反応したのが、
こんなもの、と言いますか、あそこなものでして。
「ぼくの手作りだよ」と、
お店のおじさんが言うので、
「なんでこれ作ったの?」とぼくが聞くと、
「ハイスピリット」とおじさんが答える。
ぼくは思わす、笑ってしまったんだけど、
中国人の女の子は、さすが文化人類学者
「はー」と唸って、「これいくら?」と、
聞きはじめるじゃありませんか。
インドのシバ神と関係があるんだと。
「買うの?」と聞くと、
「うん、売春を研究している教授のお土産に」
と、文化人類学者みんなすごい研究してるなあ。
店主が、「これは、ボトルのオープナーにも
なるんだよ」と説明を加える。
それでも、ハイスピリットだよ。
店主が、「これは、笛にもなるんだよ」と言って、
人ごみでガヤガヤしたナイトマーケットに、
ピーピーと寂しい音色を響かせる。
それでも、もちろんハイスピリットだよ。
そして、彼女は小さいキーホルダータイプと、
オープナーと笛になる大きいものを2つ購入した。
彼女はこれから1年間パキスタンで移動しながら、
第三の性について研究をするんだと。
教授に渡すのは、1年後になるだろうか。
それまで彼女のバッグパックの中には、
2つのあそこが入っている。
きっと、彼女を守ってくれることだろう。
はい、ハイスピリットな気持ちで言ってますとも。
それでは、今日も、明日も、明後日も、いい1日を。
文化人類学者って、おもしろい。
このときの場所/タイ チェンマイ
現在地/ミャンマー
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