インド独立の父、ガンジーさんは、
「いいものは、カタツムリのように進む」
という考え方をもっていたといいます。

あまりに早すぎる変革は、社会に歪みをもたらす。
一歩一歩進むことで、大きな変化をもたらすと。

NHKで放送されていた番組『100分de名著』では、
解説者の方が「永遠の微調整」ということばで
この考え方を、表現をしていた。

「永遠の微調整」って、すごいことばだなあ。

歴史は「永遠の微調整」でできている。
行動と反省のくりかえしです。

武力に武力で対抗することが
よしとされていた時代があって、
それに対して「ちょいと持てよ」と言って、
非暴力で解決しようとしたひとがいた。
そのひとの思考と行動によって、今があって、
微調整がくりかえされ、次の時代になる。

「永遠の微調整」は、なにも歴史や社会とか
大きなものにだけに、通じるものじゃなくて、
にんげん、ひとりひとりにも当てはまる。

自分のことばで誰かを傷つけてしまったら、
「ちょいと待てよ、こんな考え方でいいのか?」
これは、「かっこわるいぞ」と言動を変えてみる。

ともだちに「いいなあ」と思える、行動をしてもらえたら、
「自分もマネしてみよう」と、行動を変えてみる。
自分が思うかっこいいにむかって微調整。

今まで付き合いっていた、ともだちが
大学デビューで急に、キャラクターを変えると、
にんげん関係にも歪みが生じますよね(笑)。
少しづつ、少しづつ、でいいんです。

それでは、今日も、明日も、明後日も、いい1日を。
死ぬまで、永遠の微調整ですね。