ベルギーのブリッセルにある
「ベルギー漫画センター」に行ってきました。

「えっ、ベルギーなのにマンガ?」って
思うかもしれないけど、ベルギーには
『タンタン』や『スマーフ』など、
世界的に有名な作品が数多くあり、
日本と同じようにマンガの文化が根付いている。

大学時代、友人から「タンタンに似てるね」
って言われたことがあって、
読んだことも、物語も知らないくせに、
ぼくは『タンタン』に親近感をもっていてる。

どうやら、この人が作者のエルジェさんらしい。
ぼくの100倍、タンタンに似ているではないか。

マンガの主人公と作者は、よく似ている。

赤塚不二夫さんが『天才バカボン』の
バカボンのパパにそっくりなのも、
そうだけど、きっとマンガ家は、
自由奔放なキャラクターに
自分じゃできないこと、
真顔で伝えても聞いてもらえないことを
託しているんじゃないかなあ。

『タンタン』の主人公、タンタンの場合は、
相棒の白い犬と世界中、いや月まで旅しながら、
次々に起こる難事件を知恵と勇気で
解決していくというストーリー。

世界を自由に駆け巡るタンタンに
作者は想いをのせたのだろう。

マンガのいいところは、自由なところ。
ベッドから足が生えて動きだしても、許される。
むしろ、そういう、ありえないことを
起こることを読者は期待している。

言い換えれば、マンガを読んでいるとき、
だれもが「寛容」な態度でいる。
「寛容」っていうのは、
「ちがいをおもしろがるチカラ」
だとぼくは思っている。

マンガの中であれば、変なやつが出てきても
だれも怒ったりしない。
むしろ、みんながそんな変なやつを
おもしろがって読んでいる。

マンガの世界では、みんなこんなにも、
変なやつや、自分とちがっていることに対して
「おもしろがるチカラ」をもっているに、
現実の世界になると、どうして、
そのチカラが弱まってしまうんだろうか。

現実の世界も、マンガの世界のように、
自由奔放、やわらかくしたい、
最近、ぼくはそう思っている。

そうするためには、
マンガ家のようなチカラと努力が必要だ。
かならずしも、マンガを描くという
わけではなくてね。

それでは、今日も、明日も、明後日も、いい1日を。
マンガのように、変をおもしろがりましょ。

このときの場所/ベルギー ブリッセル
現在地/ノルウェー ベルゲン

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