ケープタウンの沖合12kmの場所に浮かぶ
ロベンアイランドに行ってきた。

南アフリカ共和国初の黒人大統領になった
ネルソン・マンデラさんや、
反アパルトヘイトの黒人活動家たちが
この地に収監されていたという。

もともと政治犯だった杖をついたおじさんが、
監獄の中を案内してくれた。
監獄の中は、観光地化されているためか、
そこまで嫌な雰囲気を感じなかった。

「そもそも、アパルトヘイトって何なんだ?」
と改めてインターネットで調べてみると、
まことにおかしな制度だ。

アパルトヘイトが法制化されたのは、
1948年のこと。

簡単に言えば、白人が上で黒人が下という
人種差別的な決めつけのもと、
法律をつくって、人種を隔離していく制度だ。

白人が利益を得て生きるために、
黒人から搾取していいと、正当化したもの。

アパルトヘイトがなくなる1994年まで、
黒人は白人と同じ権利を得ることができず、
住む場所や移動すること、教育、就職を
制限されながら生きてきた。

世界の目が、アパルトヘイトおかしいだろっ
となって、ネルソン・マンデラさんも解放され、
アパルトヘイトはなくなった。

ネルソン・マンデラさんが収監されてたという
独房の鉄格子のある窓からは、
つよい日差しがさしていた。

この世界はなんでこうなんだろうと、
今でも嘆きたくなるようなことは
たくさんあるけれども、
過去に戦ってきた人たちのおかげで、
世界はだいぶマシになってきている。
選挙権があるってのも、そのひとつだ。

「死にゆく思想のために生きるより、
生きぬく思想のために死ぬほうがいい」

ースティーブ・ビコ
(反アパルトヘイト運動指導者)

それでは、今日も、明日も、明後日も、いい1日を。
ぼくらは歴史の途中を生きている。

このときの場所/南アフリカ ケープタウン
現在地/ケニア

にほんブログ村の「旅行ブログ」に参加しています。
よかったら、「見たよ」のあかしに、世界一周バナーをクリックして下さい。
にほんブログ村 旅行ブログ 世界一周へ 1日1回のクリックが応援になる仕組みです。