石を投げれば銅像に当たる。
犬も歩けば銅像に当たる。
猿も銅像から落ちる。
それくらい銅像が多い街、スコピエ。

そんな銅像が闊歩する街を歩いていると、
地元の名産なのか蜂蜜を売っている
屋外マーケットがあった。
何十ものテントの下で、おのおのが
異なる蜂蜜を販売している。

正直言って、これだけ蜂蜜屋さんが並んでいると
どの蜂蜜を選んでいいのかわからない。

相当な知識を持っていない限り、
この蜂蜜はよくて、
この蜂蜜はイマイチだなんて判断できない。
かと言って、一軒一軒、味見をするのも面倒だろう。

そんな屋外にあるマーケットで
お客さんに囲まれたお店が一軒あった。

そのお店と、他のお店の違いはなんだろうか。
ぼくが観察するに、
簡単なひと工夫をしているだけだった。

他のお店よりもテントを後ろに1メートル下げて、
商品に太陽の光が当たるようにしていたのだ。
そして、お店の人も太陽の下に出てきて、
たのしそうに接客をしている。

商品と人に太陽の光が当たっているだけで、
不思議なことに、お店の印象はぜんぜん異なる。
一気に明るくなり、立ち止まりやすくなっている。

もしかしたら、ぼくの読みはぜんぜん違って、
有名な蜂蜜を売っているだけかもしれない。
ただ、テントを後ろに下げているのは本当だ。

人は、日の当たっているような明るい人や
明るいものに惹きつけられるんだね。
なんだか虫みたいでかわいいじゃん、人間。

それでは、今日も、明日も、明後日も、いい1日を。
明るい人は、それだけでスンバラシイや。

このときの場所/マケドニア スコピエ
現在地/エジプト

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