2月19日にフジテレビで放送されていた
『ボクらの時代』番組冒頭での会話のやり取りです。

「WHY JAPANESE PEOPLE?」のネタをやって
人気になった厚切りジェイソンさんに対して、
パックンマックンのパトリック・ハーランさんが言った。

パトリック・ハーランさん
「僕ら外国人が多く文句を言っているのは、
ジェイソン君が取り上げているWHY JAPANESE PEOPLE?の
漢字の不思議さとか、みんなが言ってることなんですよ」

SHELLYさん
「私もそうだろうなあと思いますもん」
「そうだ、俺がそれをネタをすればよかった、みたいな」

厚切りジェイソンさん
「でも...誰もやらなかったねー」

You say yes, I say no, と
The Beatlesによるオープニングテーマ曲が流れる。

ああ、このわずかな会話のやり取りを覗けただけで、
この『ボクらの時代』を観てよかったなあと思ったんです。

後から思うことは、誰でもできること。
思ったこと、思いついたことをやることは、苦労が伴う。

最速で芸人として売れるにしても、
このような過程があるのではないでしょうか。
お笑いのスクールに入学して、ネタを考えて、
ネタ見せをして、舞台に上がってネタを披露して、
テレビに出演してネタを披露する。

思うことと、実現することの間には距離がある。
だから、ぼくは、思ったことを実現してしまう、
全ての人に敬意を持っている。
その実現したことが喜ばれるものであれば、
さらに、すんばらしいですよね。

相手のすてきなところを褒めることはいいこと、
と思うことと、
実際に「すてきだね」褒めることにだって、
「恥ずかしさ」という距離が存在する。

厚切りジェイソンさんは番組の後半に
「何も言わない人は、何も思っていない人と同じだと
僕は思いますけどねえ」なんてことも、口にしていた。

何も言わない人も、何か思っているとは思うんですが、
厚切りジェイソンさんから学べることは
山盛り、いや、厚切り、ありそうです。

それでは、今日も、明日も、明後日も、いい1日を。
それでも、実現は、誰かの「思うこと」からはじまる。